2023/インクジェット出力/1746×1344mm
2022/インクジェット出力/910×1167mm
2022/インクジェット出力/910×1167mm
部屋の中で髪を編む少女たちが窓ガラスに映っている風景を角度を変えて3枚描きました。窓の外の風景と窓に映る少女が画面上で重なり、また、この絵を観る人が実際に立つ場所が窓ガラスに映る少女のいる場所と重なるように意識しています。
1994年大阪府生まれ。2020年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。「まなざし」を大切にしながら、別の世界へ広がる可能性を秘めたモチーフとともに絵画を描く。画面からは多層的な空間の広がりや時間の重なりなどが感じられる。
当たり前のことかもしれませんが、作品がどうしていったら良くなるかを考え続けることが作品を作る原動力です。また、作品の良し悪しに関係なく描いてるモチーフが可愛いことが描くモチベーションに繋がります。
今回の展示では、正面玄関の窓の外から絵を鑑賞してもらう形だったので、それに合わせて窓をモチーフにした作品を選びました。外の景色と室内の女性のイメージが窓ガラスに重なった作品なのですが、その画面をさらに実際の窓越しに鑑賞するというのは、何重にも層が重なって面白くなるんじゃないかなと思っています。
最近はアーティストインレジデンスに興味があります。制作環境を変えて、その土地に沿った作品作りをしてみたいです。
先日ろうけつ染めで布に絵を描かせてもらう機会があり、その制作工程が油彩絵画と少し似ていたため、驚きとともに絵の具以外の素材でも大きい絵画を作ってみたいという気持ちが湧きました。 染色や版画など、筆で描く動きに近いけど全く違う素材のものでの制作に挑戦してみたいです。