AMANE ISHII

「ふくろ」

2021/ポンジ素材・垂れ幕/6800×2550mm
©パイ インターナショナル『 ネオ万葉』

「王族と花鳥」

2021/ポンジ素材・垂れ幕/5140×3660mm
©パイ インターナショナル『 ネオ万葉』

本作は万葉集を原作とする2023年刊行の最新単行本「ネオ万葉」(パイ インターナショナル)に収録の3短編「ふくろ」「王族」「花鳥」からの抜粋ページを構成した巨大旗だ。「ふくろ」は紙袋や網の袋等各種の袋に果物を詰め運搬する物語である。「王族」は万葉集に歌われた貴族・兵士・僧侶・漁夫・風流人・友人知人等各層の人々を列挙した名士録のページをめくる内容だ。「花鳥」は天体・海洋・高峰・天候・動植物に関する万葉歌を元にこれも博物書をめくる内容である。

D-LIFEPLACE 札幌 B1F 北3西4

横山裕一

AMANE ISHII

美術家、マンガ家
1967年宮崎県生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業。ファインアートの制作を行っていたが、2000年以降「時間が表現できる」とマンガを発表。後に「ネオ漫画」と称される独創的な作品は、様々な分野で高い評価を得る。現在は、現代アーティストとしても活躍している。

〈著作〉

  • 『ニュー土木』『トラベル』『NIWA』『ベビーブーム』『世界地図の間』(以上イースト・プレス)、『アウトドアー』(講談社)、『ルーム』(ハモニカブックス)、画集に『横山裕一カラー画集』(ブルーマーク)などがある。欧米でも翻訳出版されている。

〈主な展覧会〉

  • 横山裕一 個展「アースデイ」(ANOMALY、東京、2024)
  • 「横山裕一 ネオ漫画の全記録:わたしは時間を描いている」(川崎市民ミュージアム、神奈川、2010年)
  • 「あいちトリエンナーレ2013」(名古屋市内各所壁面、2013)
  • 「六本木クロッシング2007」(森美術館、東京、2007)などがある。

Q&A

作品を作るときの源はなんでしょうか?

いやぜんぜんわかりません。なんでしょうね。

街中で作品を展示するにあたり、意識したり、気にかけたことことはなんでしょうか?

見る人に多少謎なものにしたいと思いました。

最近、気になっていることは何ですか?

いま描いてる漫画です。

今後、挑戦してみたいことを教えてください。

所持品を減らしたいと思ってます。