AMANE ISHII

「みつあみ 正面」

2023/インクジェット出力/1746×1344mm

「みつあみ 左」

2022/インクジェット出力/910×1167mm

「みつあみ 右」

2022/インクジェット出力/910×1167mm

部屋の中で髪を編む少女たちが窓ガラスに映っている風景を角度を変えて3枚描きました。窓の外の風景と窓に映る少女が画面上で重なり、また、この絵を観る人が実際に立つ場所が窓ガラスに映る少女のいる場所と重なるように意識しています。

大丸札幌店 1F(正面玄関 外)北5西4
大丸札幌店 5F(ステラプレイス連絡口前)北5西4

石井海音

AMANE ISHII

1994年大阪府生まれ。2020年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。「まなざし」を大切にしながら、別の世界へ広がる可能性を秘めたモチーフとともに絵画を描く。画面からは多層的な空間の広がりや時間の重なりなどが感じられる。

〈主な展覧会〉

  • 「あなたは何処へ」(銀座蔦屋書店、東京、2023)
  • 「見たことのない天使を映す」(TAKU SOMETANI GALLERY、東京、2023)
  • 「warp」(biscuit gallery、東京、2022)
  • 「視線のたより」(イムラアートギャラリー、京都、2021)

〈グループ展〉

  • 「BEING AND TIME」(Powerlong Art Center、上海、2022)
  • 「色の言ノ葉 ―石井 海音・久保 恵理子・高瀬 栞菜・船越 菫―」(新宿髙島屋10階美術画廊、東京、2022)
  • 「絵画の見かたreprise」(√K Contemporary、東京、2021)など。

Q&A

作品を作るときの源はなんでしょうか?

当たり前のことかもしれませんが、作品がどうしていったら良くなるかを考え続けることが作品を作る原動力です。また、作品の良し悪しに関係なく描いてるモチーフが可愛いことが描くモチベーションに繋がります。

街中で作品を展示するにあたり、意識したり、気にかけたことことはなんでしょうか?

今回の展示では、正面玄関の窓の外から絵を鑑賞してもらう形だったので、それに合わせて窓をモチーフにした作品を選びました。外の景色と室内の女性のイメージが窓ガラスに重なった作品なのですが、その画面をさらに実際の窓越しに鑑賞するというのは、何重にも層が重なって面白くなるんじゃないかなと思っています。

最近、気になっていることは何ですか?

最近はアーティストインレジデンスに興味があります。制作環境を変えて、その土地に沿った作品作りをしてみたいです。

今後、挑戦してみたいことを教えてください。

先日ろうけつ染めで布に絵を描かせてもらう機会があり、その制作工程が油彩絵画と少し似ていたため、驚きとともに絵の具以外の素材でも大きい絵画を作ってみたいという気持ちが湧きました。 染色や版画など、筆で描く動きに近いけど全く違う素材のものでの制作に挑戦してみたいです。